オフショア開発でソースコードの品質を維持する

※私の会社では、オフショア先は中国(北京)なので、このエントリーでのオフショア開発先は中国を想定しています(たぶん、他の国でも共通する部分は多いでしょうけど)。また、開発言語はJavaです。ソースコードの品質は大事です。ソースコードの品質という…

[IT業界]製造業とソフトウェア開発における品質保証(品質管理)の違い

ソフトウェア開発の会社において、品質保証部門(もしくは、独立したチーム)を持っている会社というのは、決して多くは無いかもしれませんが珍しいというほどでもないと思います。 (品質管理という表現を用いることもありますが、この表現の違いについての…

[本] 3時間で「専門家」になる私の方法

「3時間で「専門家」になる私の方法」という本を読みました。本の内容は、インターネットの検索を使いこなすことで、3時間もあれば特定の分野についてある程度深い知識を手に入れることができる、というもので、「少子高齢化」という具体例をもとに、実際に3…

BPEL製品とEAI製品は違うのか?

BPEL製品とEAI製品で、それぞれの製品のベンダーが謳っているコンセプトのレイヤーが違っているというのはわかります。ただ、いざ業務アプリケーションの開発ベンダーの立場でそれらを活用することを考えると、本当にこれらって違うのか?ということが疑問に…

はてなの伊藤さんの話を聞いて

うちの会社は、MIJS(Made In Japan Software)コンソーシアムというのに入っているのですが、今日、そのMIJSの内輪向け発表会がありました。内輪向けとは言いつつも、基調講演として、はてなの伊藤直也さんの話が聞けたのが、すごく良かったです。伊藤さん…

世界陸上を見て感じたこと

私は陸上競技(を見ること)が好きです。今回の大阪世界陸上は、時間が取れる限りテレビで見ていました。 (録画してまで見るほどではないですし、ノートPCでブログをチェックしながらですが)男子の4×100mリレーを筆頭に、たくさんしびれました。予選…

「日本の技術者はどうなるべきか」について考えたこと(2)

前回のエントリの続きです。もう少し製品戦略的な方向に話を移すと、他社との製品連携において、ちゃんとエンドユーザーに価値を提供できるところまで持っていくことが重要だと考えています。 製品連携というのは難しい話題で、双方の開発作業の分解点をうま…

「日本の技術者はどうなるべきか」について考えたこと(1)

最近、「日本の技術者はどうなるべきか」というお題について200文字で書くということを依頼されました。 200文字にまとめるのが結構大変そうなので、とりあえず文字数を気にせずに考えを書いてみようと思います。 今日から何回かに分けて、このテーマについ…

製品開発における意思決定

物事を決めたりする場合のやりかたって色々とあると思いますが、大雑把に分けてしまうと「ある個人(もしくはごく少数の人)が決定権を持って決めてしまう」というスタンスと、「ある程度の人数を集めた会議体でしっかりと議論をして決めていこう」というス…

システム管理者感謝の日

ちょっとすぎちゃいましたが、「システム管理者感謝の日」ってのがあるらしいです(今年は7月27日)。システム管理者感謝の日−株式会社ビーエスピー http://www.bsp.jp/sysadminday/index.html みなさん、『システム管理者感謝の日』という日があることをご…

引越し業者の選定

近々、引越しをしようとしているので、今日は引越し業者の選定を行いました。前回(3年前)に引っ越したときは、不動産屋にあったパンフレットを見て電話をかけて相見積を取ったのですが、今回はネットの一括見積サイトを利用しました(前回は、なんでこの発…

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する

「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学」という本を読みました。変わったタイトルですが、著者は島田紳助です。 私は普段、いわゆるタレント本はまったく読まないのですが、「404 Blog Not Found」で取り上げ…

物件探し

近々引越しを考えていて、昨日は昼からずっと部屋探しをしていました。色々な情報がネットから入手できるようになったご時勢ですが、こと部屋捜しに関してはあまりネットは使いません(見ることは見ますが)。というのも、物件って間取りとかを見ただけじゃ…

自宅のネットワーク環境

イー・モバイルのデータカードを買って、1ヶ月くらい経ちました。最初は快適に使えていたのですが、だんだん通信品質が落ちてきているような気がします。基本的に自宅から使っているのですが、「圏外ですので接続できません」ということが良く発生するように…

IT業界が魅力的なものになるためには

6月11日号の日経コンピュータで、「「高度IT人材育成」その理想と課題」という記事があって、そこに経団連の提言からの引用として以下のようなことが書かれていました。 ソフトウェア(組み込みソフトウェアを含む)の開発・利用に携わる情報サービス産業の…

不満によって得られる精神上のバランス

ほぼ全ての人が、何らかの不満や悩みを持っていると思います。でも、そういった不満って、解消すればそれでハッピーなるかというと、たいていは別のことに不満を覚えるようになってしまいます。ありきたりな言い方をすれば、「完璧なんてない」ってことなん…

色々と新しいものが出てくるものだ

3月末に新しいノートPC(デルのInspiron6400)を買ったのですが、それに引き続いて、データカードが欲しくなりました。値段や通信速度を比較すると、イー・モバイルが圧倒的にお得ですね。使い放題で数千円で、速度がPHSカードよりは圧倒的に速いです。 課題…

システムを他人に使ってもらうことの難しさ

やっぱし、パソコンやオンラインのサービスを抵抗なく使いこなせるかどうかという、いわゆるリテラシーって人それぞれですよね。 もちろん年代によるところもありますが、20代〜30代前半でも、かなりの差があります。 そういったリテラシーや、その他の…

食い逃げされてもバイトは雇うな

「食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉」を読みました。「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」は読んでなかったのですが、この本はタイトルが気になって読んでみようと思いました。本屋で手にとって、裏表紙の著者紹介を見てみると、「197…

eメールの内容証明郵便ってできないものだろうか

学生のころ(もう、7〜8年前になるのか。。。)に考えていたことがあって、タイトルの通り、「eメールの内容証明郵便ってできないものだろうか」ってことです。通常の郵便であれば、内容証明郵便というものがあります。 同じ内容の郵便を3通郵便局に持ってい…

初めて学ぶプログラミング言語

今日、会社の若手社員(23歳)と話をしていて、プログラミング言語を学び始めるのには、PHPとかのライトウェイト言語の方がいいんじゃないか、というようなことを彼が言っていました。彼の主張は、以下のようなものです。 彼は学生時代、1年生のときのJavaの…

採用って、企業が応募者を選ぶだけじゃない

以前、「エンジニアの新卒採用面接で良い人材を見極めるには」というエントリーを書きました。「採用」活動にあたって他にもこだわっていることがあります。 それは、「採用は企業が応募者を選んでいるが、その一方で応募者も会社を選んでいる」ということで…

JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド

「JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド」という本を読みました。私の会社ではJavaを使っていて、立場もマネージャてことで、まさにこの本の想定対象読者ってわけです。さて、本の内容としては、Javaと比べてのRuby(Ruby on RailsやJRubyも含…

日本の将来への危機感

Yahooのニュースで、オーストラリアドルが対円で16年ぶりの高値っていうのをやっていました。気になって、Yahooファイナンスの外国為替情報で調べてみたら、米ドル以外はのきなみ、10年チャートで右肩上がり(対円で値上がり傾向)を示していました。 言い換…

「仕事をする」というサバイバル

「なんで仕事しなきゃならないのか」なんてことを言い出す人がたまにいますが(特に子供に)、私なりの答えは「自給自足したくは無いから」です。仕事というものが無いとするとどうなるかというと、衣食住を全て自分自身でまかなわなければならなくなります…

Javaを使っている理由

うちの会社のパッケージソフトでは、Javaを使っています。 パッケージ開発・カスタマイズ案件を通じて、PHPやRubyを使うことはまったくありません。そうすると、「どうしてJavaなんですか?」とか、「うちはPHPなんですけどJavaってどうですか?」ということ…

エンジニアの新卒採用面接で良い人材を見極めるには

立場上、採用にあたって面接をすることが良くあります。うちの会社では、中途採用よりも新卒採用のほうが圧倒的に多いです。 しかも、会社の成長のためにけっこうな人数を採用してきています。そうすると、開発部門においていわゆる「未経験者」も数多く採用…

計算不可能性を設計する

「計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦」という本を読んだので、その感想を。著者は、ITアーキテクトであり教育者でもある神成淳司さんと社会学者の宮台真司さん。 前半は、「ITアーキテクトは現場に行くべき」というのが主なテーマだった…

Windows Vistaって、意外と不便(私にとって)

3月末の話なので、ちょっと前の話になるのですが、Windows VistaのノートPCを購入しました。それまで使っていたパソコンが1999年に買ったもので、そろそろ8年も(!)経とうとしていたので、待望の買い替えです。前のPCにはWindows2000を入れていたので、長…

エンジニアの評価って難しい

うちの会社では、6月に支払うインセンティブ(いわゆるボーナス)の評価を5月に行うってことになっているので、GW明けからつい最近までは、その評価で忙しかった。毎回思うことだけど、エンジニアの評価って難しい。 「Joel on Software」では、「エンジニア…