eメールの内容証明郵便ってできないものだろうか

学生のころ(もう、7〜8年前になるのか。。。)に考えていたことがあって、タイトルの通り、「eメールの内容証明郵便ってできないものだろうか」ってことです。

通常の郵便であれば、内容証明郵便というものがあります。
同じ内容の郵便を3通郵便局に持っていって、1通は自分で保管・1通は郵便局で保管・そしてもう1通は郵便局が確実に相手に届けてくれる、というものです。
定番どころでは、支払いの督促なんかで使われますね。

さて、世の中のIT化に伴って、昔であれば通常の郵便を使っていたものが、かなりeメールに移行しているのは間違いないと思います。
そうすると、eメールでの内容証明郵便ってできないものかなぁ、と思ったわけです。
ニーズはありそうですし。

でも考えてみると難しそうです。

通常の内容証明郵便であれば、郵便局が受け取りから配達までを一貫して行っているからいいんですが、eメールでは複数のSMTPサーバーを中継するわけですし、メールクライアントもさまざまです。
そういった環境で、相手が確実にそのメールを開いたということを保障するって、私には方法が思いつきませんでした。
(ちなみに、通常の内容証明郵便でも、相手がその内容を読んだということまでは保障できないはずなので、「開いた」ことが証明できればOKです)

できるとしたら、Webベースのeメールのサービス(GmailとかHotmailとか)で閉じていれば(送り手も受けても同じWebベースのメールサービスを使っていれば)出来るんでしょうけど、それだと使い道がなさそうですね。。。
ビジネスでGmailHotmailを使っているケースはほぼ0に近いでしょうし。

eメールで出来るのって、盗み見の防止(暗号化)とか、改ざんの防止(電子署名)くらいですから、内容証明郵便はおろか、書留相当ものもないってことになりますね。

とはいえeメールには、速達顔負けの素早さとか、コストの低さとか、複数の人に送ることが出来るっていうメリットがあるのは言うまでもないので、結局は使い分けの問題ですかね。
(ありきたりなシメになっちゃったな。。。)