ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する
「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学」という本を読みました。
変わったタイトルですが、著者は島田紳助です。
私は普段、いわゆるタレント本はまったく読まないのですが、「404 Blog Not Found」で取り上げられていて、いい評価だったので読んでみました。
本書の内容は、著者がサイドビジネスとしていろいろなビジネスを手がけてきたが失敗したことはないということで、そのビジネスに対する考え方について書かれた本です。
飲食店やショップのようなビジネスが多いようで、「従業員やパートナーが充実して幸せであることが大切だ」ということや、ビジネスのアイデアをどのように考え出すかといったことが書かれています。
島田紳助の語り口は堅苦しくないので読みやすく、読んでいるとビジネスに対する真剣な姿勢が伝わってきて好感が持てました。
部署の管理者を務めている立場として、従業員の幸せを重視するという姿勢には、考えさせられるものがありました。
IT業界においても、メンバーのモチベーションが重要だということはさまざまなところで言われていることですし、理解しているつもりではあります。ただ、自分が他のメンバーに対して充実感を与えることができているか(そのための努力をしているか)というと、正直できていません。
会社や組織が安定してきて役割分担が進んでくる中で、将来像が見えていなかったり、この業界で仕事をすることにモチベーションを維持できない人が散見されます。
手取り足取りきめ細かく面倒を見るというわけには行きませんが、自分の工夫1つで良くなることというのもたくさんあると思うので、今一度、組織の各メンバーのモチベーション向上というのを見直してみようと思いました。