エンジニアの評価って難しい

うちの会社では、6月に支払うインセンティブ(いわゆるボーナス)の評価を5月に行うってことになっているので、GW明けからつい最近までは、その評価で忙しかった。

毎回思うことだけど、エンジニアの評価って難しい。
Joel on Software」では、「エンジニアを適正に評価することなんて出来ない」なんて書かれているけど、本当にその通りだと思う。
しかし、適正に評価することが出来ないからといって、評価をしなくていいかというと、そうもいかない。

会社の制度としてインセンティブというのがあってそれを支給している以上、受け取る側からすればその金額がどのように決まっているのかは気になるところ。「エンジニアの評価なんて適切には出来ないんだから感覚で決めている」なんて言って納得してくれる人ばかりならいいんだけど、実際はそうでない人がたくさんいる。
じゃあ、インセンティブなんてやめちゃえばいいじゃんといわれそうだが、インセンティブを廃止したところで、年収に関して同じ議論が発生するだけだったりする。

じゃあどうしているかというと、エンジニアの評価を完全に数値化して行うのは無理としても、半年間の成果を事実として明確化できる部分もあるよね、そういった部分だけでも明確にして(いちおうは数値化して)評価に臨もう、というスタンスを取っている。
完全に数値化するのは無理な反面、100%感覚だけで評価するわけでもないってところ。

という感じで、少しでも納得感の高いものにしたいという思いで評価に臨んではいるものの。。。
どんなにがんばっても、納得のいかない部分はたくさん残るし、重要だけれど生産的な作業だとは感じられないしで、なんか必要悪だなぁ、って思ったりする。