あなたもいままでの10倍速く本が読める

以前、「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」を読んだ際、速読術が進められていて、著者の勝間さんはフォトリーディングを身につけたとのことだったので、私もフォトリーディングを身につけるべく「あなたもいままでの10倍速く本が読める」と「図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める」を読んでみました。

以前は、速読術って胡散くさいと思っていたのですが、脳の力をフル活用して情報を効率よく取り込む手法ということで、効果はありそうです。
図解じゃない方の本は、その本自身が速読の練習になるような体裁になっています。
最初は自転車に乗っているアインシュタインのイラストを探して読んで、2回目は走っているアインシュタインのイラストを探して読んで・・・という感じで、短時間で全体を読んで概要をつかみながら、繰り返して読むことで理解を深めることができるということを、この本を読むことで体感することができます。
(トータルでかかる時間は、まともに最初から一言一句読むほどはかかりません)

その後で、「図解!〜」のほうを読むと、フォトリーディングのエッセンスと全体像を改めて把握できます。

さて、そうしたらあとは実践あるのみ!ということで、「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」を、フォトリーディングで読んでみました(本の内容については、改めて別のエントリーで)。

結果としては、フォトリーディングの全ステップを順番にやっていると、かかった時間は10分の1には程遠かったです(従来の半分よりはちょっとかかったといったところでしょうか)。
ただ、何回か繰り返して読んでマインドマップを書いて内容を整理するところまでが、従来読むだけにかかっていた時間よりは短い時間でできたので、これだけでも十分な効果です!

まあ、一朝一夕に身に着けられるものではないでしょうから、繰り返し使っていることで、より速く読めるようになりたいです。
あとは、やっぱりセミナーも受けたほうがいいんでしょうかね。。。

しばらくは自力で取り組んでみて、速度の向上に行き詰るようであれば、セミナーの参加も考えます(でも、11万円は大きいよな。。。)。

あなたもいままでの10倍速く本が読める

あなたもいままでの10倍速く本が読める

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

ASP.NET

これまで、ASP.NETには触れたことが無かったのですが、ちょっとくらいはやってみるかということで触ってみました。

ちなみに、私のスペックはこんな感じです。

  • 業務で主に使っているのはJava Servlet
  • 趣味では、PHPRuby
  • Visual Studioは、学生のときにアルバイトで、Visual Studio 6.0(C++)を使っていたくらい(もう、7〜8年前になります。。。)

って状態で、ASP.NETを使ってみました。

開発環境は、Visual Studio 2005 Web Developer Express Edition と SQL Server 2005 Express Editionです。
とりあえず、ネットでそれらのセットアップ方法を書いた記事を見つけて、まずはインストール。学習教材は、マイクロソフトがオンラインで公開している自習書シリーズから取ってきました(SQL Server 2005 自習書シリーズ Express 編 No.2 Express Web アプリケーション開発基礎)。
自習書のダウンロードはこちら

自習書では、SQL Serverに付属のサンプルデータベースを使って簡単なWebアプリを作っていますが、サンプルデータベースが見あたらなかったので(インストール時に選択できたのかな?)、そこは適当にテーブルを作ったりしながら試してみました。

以下、使ってみての感想です。

  • 今回のサンプルアプリでは、データベースのテーブルからデータを取ってきて、アプリケーション上の表(DataGrid)に内容を表示するって物ですが、単にデータを取ってきて一覧表示するだけなら表にSQLを簡単に関連付けるだけで実現できます。
  • ただ、日付型項目のデフォルトの出力形式が不満だったので、日付フォーマットを指定して出力したいと思ったのですが、それをやろうとしたらSQLを直接編集して"CONVET(VARCHAR,..."とか書く羽目になりました。。。(プロパティか何かで設定できるのではないかと思って探したんですけどね。探し方が悪かったのかなぁ。。。)
  • 表(DataGrid)の見た目を、プロパティで簡単に変更することが出来ました。また、「列の並び替えを有効にする」というチェックボックスがあったので、試しにチェックをつけてみたら、DataGridの見出し列がリンクになって各列でソートが出来るようになりました。この辺は、さすがに便利です(他にも、「ページ切り替えを有効にする」なんてチェックボックスがあったり)。
  • 今回作ったのは、セレクトボックスで指定された条件で絞込みを行って、条件に合うレコードを表に出力するというものです。Visual Studioでは、DataGridにSQLを簡単に関連付けられるのですが、実際にアプリを作ることを考えると、条件が指定されていないときは条件は無しで、条件が指定されたときのみWHERE句の条件が追加されるって感じになります。そのように、実行時の条件に応じてSQLを変えるという方法は、ぱっと見ではわかりませんでした。まあ、こういったことをやろうとすると、それなりにコードを書く必要が出てくるんでしょうね(別にいやなわけではなく、Visual Studioで開発してても結局はそうだよね、って感じです)。
  • 他の言語では、RubyだろうとPerlだろうとPHPだろうと、最終的に出力するのはHTMLなのでその部分の知識は共通です。これが、ASP.NETでのASPXファイルはけっこう独特ですね。比較的、他の言語からの移行に伴う学習コストが高いのではないかと思われます。

まとめると、ちょっとしたサンプルアプリは簡単に作れるものの、実用的なアプリを作ろうとすると、ASP.NET(+Visual Studio)だからといって工数面でのメリットはあまり無さそうに感じられます。
今回のサンプルではDataGridしか使っていませんが、標準で用意されているコントロールにはそれなりに便利なものもありそうなので、それらのコントロールを活用することが有効な場面ではASP.NETを使うメリットがあるのかもしれません。

無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」という本を読みました。

タイトルの通り、勉強の仕方についての本です。
「はじめに」で、著者が16年間で年収を10倍にした(その間、様々な難関資格を取得している)というのは著者だからできたというわけではなく、「勉強が続く仕組みがわかれば、誰でもできる!」と述べられています。

史上最年少で公認会計士合格ってのは、勉強の仕方も重要だけど才能も無ければ無理だろう。。。という突っ込みはありますが、いろいろ参考になるものがありました。
以下、実際に私が取り組んでいこうと思ったものを紹介します。

英語の勉強について

ありがちといえばありがちですが、「とにかく毎日英語を聞きまくる」ことが推奨されています。
私はまだその領域には達していませんが、ヒアリング量でいうと1000時間聞けば、絶対うまくなるとのこと。
そのために、肌身離さず何かをしながらでも英語を聞くためのツールとして、MP3プレーヤーを薦めています。
私は実は、ちょっと思うところがあってMP3プレーヤーはまだ持っていなかったのですが(苦笑)、この本を見て早速iPodを買ってしまいました。確かに、部屋で料理をしながらとか、通勤時(家を出るときから会社に着くまでの全時間を無駄なく。and vice versa.)を活用できるので便利です。
本書にも書かれていますが、1日2時間聞いても1000時間のためには500日です。。。なんとか、1日3時間を確保して1年での達成を目指したいです(往復の通勤で2時間なので、それ+α時間を確保できれば)。

サイボウズの青野社長の「ちょいデキ」でも、興味のあるコンテンツを聞きまくっていたらTOEICで800点以上取れるようになったといエピソードがありましたし、やっぱり聞きまくるしかないんですね。

1000時間というのは大変そうですが、今まで英語が出来るようにならなかったのは自分の才能の問題ではなくて、単に聞く時間が短かっただけだと思えば、ある意味希望がわいてきます。

キーボードの配列について

PCでの日本語入力の方法として、「親指シフト方式」が薦められています。なぜなら、ローマ字入力に比べて圧倒的に早く入力できるので、情報を処理する効率が段違いとのこと。
親指シフトについては以前から知ってはいましたが、私の中ではマニアックなものという位置づけで、全く学ぼうと思ったことはありませんでした。そうは言っても、こうしてブログを書きながらも確かにローマ字入力は決して効率的ではないなと思うので、親指シフトにチャレンジしてみようと思います。

速読について

速読を身につければ、本を読むスピードが10倍とかになるので、絶対に習得した方がいいということです。速読を身につける方法としては、講習を受けるのが最も効果的とのこと。とはいえ、著者が習ったというフォトリーディングの講習は11万円くらい。。。ちょっと気軽には出せない金額です。まあ、今後本を読む速度が劇的に向上するのであれば、長期的には絶対お得ですが。。。今通っている英会話のコースが終わって教育給付金が帰ってきたら、そのお金を再投資しようかな、などと考えています。
といいつつ、それはしばらく先になるので、手始めにフォトリーディングについての本を買ってみました。


本書のあとがきにも書かれていますが、本書は勉強の仕方についての本なので、これを読んだだけで何かが身につくというわけではありません。
取りあえず私は、上記のようなことから取り組んでいこうと思っています。

他にも、マインドマップ・会計・経済・資産運用といったものが取り上げられていますが、何でもかんでもやろうとすると破たんしちゃうので、まずは上記のことから取り組んでみます(特に、英語の1000時間ヒアリングが最優先かな)。

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法

労働法のキモが2時間でわかる本

労働法のキモが2時間でわかる本」という本を読みました。

架空の会社を舞台としたストーリー仕立てとなっていて、読みやすく実際2時間足らずで読めました。

短時間で読める本ではありますが、労働法についてあまりよく知らない人にとっては得るものの多い本だと思います。

私自身、労働基準法というような名前は聞いたことはあっても、あまりその内容は知らず、会社の制度について疑問に思ってもよくわからないので何となくスルーしていたというところがあります。

個人的には、自分の部署が裁量労働のみなし労働時間制なので、それについて興味があるのですが、本書ではわずかしか取り上げられていなかったのでその部分は物足りなかったです(まあ、2時間で全体像をつかめる本なので、個別に突っ込んだところまで記述できないのは仕方ないのですが)。この制度も、当事者からすると、納得できる部分とできない部分があって、結構疑問も多い制度なんですよね。

会社と従業員の間には契約があって、それは法律の影響を受けるし法的な拘束力ももつというのは当然のことですが、現実には何となく必要書類にサインしているだけの人が多いと思います。

契約の当事者としては、当然それなりの知識を持って臨むのが望ましいですので、手元に置いておいて必要に応じて今後も参照しようと思います。

労働法のキモが2時間でわかる本

労働法のキモが2時間でわかる本

金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!」という本を読みました。

まあ、タイトル通りの内容なのですが、わかりやすく書かれているうえ、いい意味で私の今までの常識を覆してくれました。

今までの私の常識とは。。。

  • 普通預金はインフレに弱い
  • 国内の金利がめちゃくちゃ低いから、外貨預金に興味を持つ

ってところです。

これに対して本書では、以下のように言いきっています。

平均的な生活スタイルの日本人にとって、外貨運用は将来のインフレ対策になりません。もちろん、外貨運用を始めれば為替差損の危険性を負うことになり、実際に円高になって損をした時にも、生活費はさほど下がりませんから、為替差損の分だけ生活は苦しくなります。一般的には、外貨運用は生活上のリスクを増やすと考えるべきです。

そこで、金融機関で何か金融商品を勧められたら、まず、

「将来のインフレが心配だから、普通預金(定額貯金)にしておきます」

と答えましょう

なんでこういった結論が出てくるのかということについては、本を読んでみるしかないのですが、なかなか目から鱗です。

他にも、オプション取引についても売り手と買い手の損益パターンについての話があったり、一見有利そうな商品でも、金融機関側に選択肢が多いものは買い手にとって不利だというような話があります。

資産運用は誰にとっても重要なテーマですが、金融について本格的に勉強するのは大変です。でも、とりあえず本書を読んでおけば、消費者としてより適切な判断をするために必要な知識にはなりそうです。

さて最後に、この本の内容が正しいとして、その考え方を住宅ローンの選択に応用してみました。
住宅ローンにも色々とあるかと思いますが、大きく分けて、「変動金利型」・「固定金利型」・「当初一定期間は固定金利の後、変動金利型」の3種類があるかと思います。
どの種類が、消費者にとって有利なのかを考えてみます。

さて、本書の主張の中で、住宅ローンに応用できそうな部分は以下の2つです。

  • 将来的にはインフレになる可能性が高い
  • 金融機関側に将来の選択肢を与えるのは、消費者にとって不利

上記のことを考えると、「固定金利型」を選ぶのがよさそうです。

。。。って、面白くもなんともない結論ですが、変動金利型のローンだと目先の金利がすごく安い(有利に見える)ということは、金融の世界ではそれだけ将来のインフレの可能性があると考えられているということなのでしょう。

金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!

書き初め

新年早々何を書こうかと思っていたら、「Life is beautiful: 「書き初め」でよくない?」にこんな呼びかけがあったので乗ってみました。

ということで、今年初のエントリーは、「新年の最初のブログ・エントリーを『書き初め』と呼ぼう」という呼びかけのエントリー。ブログを持っている方は、ぜひとも「書き初め」というキーワードを含めたエントリーを書いた上でトラックバックをお願いしたい

さて、去年2007年は遅ればせながらブログをたくさん購読し始めたり、その影響でさまざまな考え方に触れることができたり、本を読む量が増えたり、自分でもこうして細々ながらブログを書き始めたりと、視野が一気に広がった1年だったと思います。

去年が、自分にとって色々なものが変わったターニングポイントとなる1年だったとすると、今年は飛躍の年にしたいなぁと思います。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか、失敗は予測できる

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」という本と、「失敗は予測できる (光文社新書 313)」という本を読みました。

どちらも、失敗についての本です。

「最悪の事故が起こるまで〜」のほうは、事故の事例がこれでもかというくらい掲載されています。
この本で取り上げられているのは、飛行機やスペースシャトルや工場での事故についてで、ソフトウェアについての事故はとりあがられていません。それでも、失敗というのは様々な人的要因によって引き起こされるという意味では、学ぶところは少なくありません。

「第3章 「早くしろ」という圧力に屈する」などは、タイトルを見ただけで表情が曇ってしまいます。。。

失敗の原因となる人的要因についても色々と取り上げられていますが、「認知のロック」などはソフトウェアの世界でもありがちですね。極限状態に陥った時に、一たび「こうだろう」と思い込んでしまうと、なかなかその思い込みから脱却できないというものです。私自身、環境構築やトラブル対応にあたっていてうまくいかないときに、思い込みが原因で必要以上に時間をかけてしまったことは多々あります。原因がわかってしまえば、大したことではないことも少なくないのですが。。。わかっていても難しいですね。

一方の「失敗は予測できる」の方は、単に事例を紹介するだけでなく、過去の失敗を分析することにより、失敗を予測し・回避し・失敗から成功へと逆転しましょう、ということが書かれています。

失敗を回避するためには第3構成要素が必要という話や、失敗から成功に逆転させるためには要求機能に立ち戻って要求機能を検討しなおす必要があるといった話など、「どのように失敗に立ち向かったらいいか」が書かれています。

そうそう簡単に実践できる自信はありませんが、失敗というのは分野を問わず(ビジネスだけでなくプライベートでも)発生するものですので、こういった本を通して過去の事例から学ぶということは有意義だと思います。

最後に、本を読んでないと何ことかわからないと思いますが、「失敗は予測できる」から印象に残っていた部分を引用します。

失敗を予測し、回避できても、それで状況は好転したとはいえない。逆転するためには、仕事の志向手順の上流である要求機能をもう一回思い出すとよい。つまり、その要求機能を満足させる別の解を探すか、またはその要求機能自身を変えてしまうかを考え直した方がよい。